私の記憶力は「ひどいもの」です(>_<)
しかし、それでも思い出は残ります。
今回の記事は、思い出せる最初の感動のお話。

 今から30年以上前の、幼い少年だった時代。当時住んでいた地域には小川や林、野原に田畑がありました。

どこかで[いもむし]を捕まえて自宅に持ち帰り、いくらかの葉っぱと共に虫かごにいれました。

その[いもむし]がアゲハチョウの幼虫であることを、当時の私は知っていたようです。
やや大きめの外観に、刺激臭のある角を出すのが特徴ですね。

家の軒先に置かれた小さな虫かご。
中には芋虫と葉っぱ。

いもむし、葉っぱを食べる。

いつの間にかいもむしさなぎになっていました。
虫かごの内側で、器用にからだを固定しています。

さなぎのまま、時間が過ぎます。

ある日偶然、さなぎの羽化に立ち会いました。
動かなくなったさなぎから、蝶が生まれてくる瞬間に目が離せなかった。

羽化は順調に完了し、アゲハチョウは文字通り羽ばたきます。
小さな虫かごの中で、アゲハチョウは飛びました。

それを見た私は、虫かごから蝶を解放しました。
アゲハチョウは飛び立った。

その日、家族に羽化の話題を伝えたところまで覚えています。

アゲハチョウの幼虫を捕獲
幼虫は蛹へ
蛹は成虫へ
成虫は解放され、飛び立った

これが、私の最初の感動です。